【完全無料】Vroid Studioで3Dモデルを作ってみよう【0からの基本操作編 】

VroidStudioの使い方

それまでは3Dモデルを作ろうと思ったら、3Dモデリングソフトを用意して(有料のものだと数十万円と高額)、かなりの時間勉強して知識と技術を磨いていく必要がありました。

ところが、「Vroid Studio」という初心者でも超簡単に3Dモデルが作成できるソフトが登場したことで、大きく環境が変化します。

動画を見ればわかる通り、絵を描くように髪型をモデリング出来るヘアデザイン機能が用意されており、キャラの顔や体型をスライダーを調整するだけでカスタマイズすることができます。

男性や子供のモデルも作成可能で、自分が作成したアバターのVRMファイルを「VRoid Hub」にアップロード・他人が作成したモデルのVRMファイルのダウンロードも可能。

3Dモデルを自作したいと思っていた人は、Vroid Studioで作成にチャレンジしてみましょう!

目次

Vroid Studioの基本情報と必要PCスペック

【Vroid Studio】
表現力を活かしてオリジナルキャラクターを
簡単に作れる3Dキャラメイカー

価格完全無料
対応OSWindows64bit/Mac
公式サイトVroid Stuido公式サイト
公式Twitter
公式基本マニュアル
公式テクニック集

必要PCスペック

公式サイトに記載されている最低限の動作環境の目安が以下の通り。

Windows

OSWindows 8.1以降
CPUIntel Core i5 第4世代 以降
AMD Ryzen 5 第3世代 以降
メモリ8GB 以上
ストレージ空き容量10GB 以上

Mac

OSMacOS 10.13 High Sierra以降
発売時期2014年 以降発売モデル
CPUIntel Core i5 第4世代 以降
メモリ8GB 以上
ストレージ空き容量10GB 以上

Vroid Studioは少々重いソフトなので、スペックの低いPCだと扱うのが難しいかもしれません。

特に、録画しながら作業したり、ペイントソフトを同時に立ち上げてテクスチャ編集を行ったりといった負荷のかかる作業を行いたい場合は注意が必要。

快適に動作させたい場合は、グラフィックボードを搭載したり、メモリを多めに確保したPCを用意したいところです。

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Vroid Studioのダウンロードから起動まで

STEP
Vroid Studioのダウンロード
Vroid Studio

VRoidの公式サイトにアクセスします。

Vroid Studio ダウンロード

VRoid StudioはWindowsとMacの両方で使用できるので、自分のPCに対応しているほうをダウンロード。

STEP
Vroid Studioの起動
VroidStudio.exe

ダウンロードしたzipファイルを解凍して「VRoidStudio.exe」をクリック。

すると、以下のような画面が表示されます。

Vroid Studio モデル選択画面

「サンプルモデル」の中からモデルを選択すると、Vroid Studioに最初から同梱されているモデルを編集できる画面に進みます。

「あなたのモデル」には、モデルを新規製作する[+]ボタンや、過去に自分で作成したモデル一覧が表示されます。

新規製作する場合は、女性/男性どちらを作成するのかを選択する画面が表示されますので、自分の目的に合うほうを選択して先に進みましょう。

Vroid Studio モデルタイプ選択画面

覚えておきたいVroid Studioの基本操作

Vroid Studioは、マウスとキーボードで操作をします。

ペンタブや液タブがあれば、それを使って髪やテクスチャを描く作業が楽に行えますが、マウスでも問題なく操作可能です。

マウス

マウス

3D空間のカメラ操作はマウスで行います。

様々な方向からモデルをチェックしたり、ズーム・ズームアウトしたりと頻繁に行う操作なので、Vroid Studioを扱っていれば勝手に覚えていくはず。

回転右ドラッグ
移動マウスホイールを押し込んでドラッグ
Shift + 左ドラッグ
Space + 左ドラッグ
ズームマウスホイール

キーボード

キーボード

紹介している以外にもショートカットは複数存在しますが、「とりあえずこれだけ覚えておけ!」という3つを紹介します。

Vroid Studio以外のアプリケーションでもよく見かけるショートカットなので、おなじみかもしれません。

保存Ctrl + S
元に戻すCtrl + Z
やり直しCtrl + Shift +Z

モデル編集をやってみよう

VroidStudio 編集画面

ここでは、サンプルモデルの「Sendagaya_Shibu」を用いて説明していきます。

画面上部の[顔編集] [髪型編集] [体型編集] [衣装編集]のタブを切り替えて、編集したい部位を選択しながら編集作業を行っていきましょう。

初めてVroid Studioを触る人は、オリジナルを作り始める前にサンプルモデルを開いて、どのような作りになっているのか、髪や衣装はどのようになっているのか、Vroid Studioではどのようなことが出来るのかをチェックしてみるとよいでしょう。

パラメーターや髪の毛をどれだけいじって保存してもサンプルモデルそのものは維持されるので、安心して遊んでみてください。

顔編集

VroidStudio 顔編集-デザイン

顔を画面の中心に持ってきて拡大すると作業がしやすくなります。

回転右ドラッグ
移動マウスホイールを押し込んでドラッグ
Shift + 左ドラッグ
Space + 左ドラッグ
ズームマウスホイール

画面左の項目から選べる[デザイン]では、画面右に表示される各項目のスライダーを動かすことで顔のパーツの位置や形を調整できます。

スライダーを動かすだけで調整できるのでとても簡単。

また、各項目の数値が表示されているボックスに直接数値を打ち込むことで、スライダーでは設定できないようなマイナスの値や大きい数値も設定可能です。

表情を設定する

VroidStudio 顔編集-表情

[表情] の項目では、(楽しい)や(悲しい)といった各種表情を設定できます。

ここで設定した表情は、フェイストラッキングの際や、キーボードを押して表情を切り替えた際に反映されます。

各表情を自分好みになるように、スライダーを動かして調整しましょう。

テクスチャでクオリティUP

[テクスチャ] の項目では、各パーツの色や細かいデザインを作りこむことができます。

テクスチャ編集は、モデルのクオリティを上げるのにとても重要な作業です。絵を描かない人には難しく感じる作業ですが、モデル作成技術を向上させるには避けては通れません。

VroidStudio ツール選択

モデルの左上にある矢印や鉛筆マークを選択すると、ペンや消しゴムといったツールの切り替えが可能です。

テクスチャを描きこむときは、ペンツールを選択して作業を行います。

VroidStudio 顔編集-テクスチャ

画面左の欄で編集したい部位を選択し、画面右の欄で使用する色やペンの形状を選択した後、モデルか右側に表示されているUVに書き込んでいくことでテクスチャ描きこめます。

眉毛などは、[基本色]や[かげ色]の項目で色を変更するだけで色を変えることが可能です。

例えば瞳の色を変えたい場合は、[瞳]の項目を開き、真ん中の[レイヤー]という名前のレイヤーを選択するか、[+]ボタンを押して新規レイヤーを作成し、そこに色を塗っていくとよいです。

また、テクスチャ画像をエクスポート(書き出し)して、画像編集ソフトで編集してから再度インポート(読み込み)して適用させる、などの手順で作業することも可能です。

Clip Studio PaintやPhotoshopなどのイラスト作成ソフトを使い慣れている人であれば、直接書きこむよりも楽に作業ができるでしょう。

レイヤーは右クリックすることで表示/非表示を切り替えたり、名前を変更したりすることもできます。

レイヤーの構成について

初期状態だと、上から順に[ガイド] [レイヤー] [デフォルト画像] という順に3つのレイヤーが並んでいます。

  • ガイド
    • 表示していてもモデルには反映されないレイヤー。色を塗っても反映されないスペースが暗く表示され、モデルのメッシュの線も表示されます。
  • レイヤー
    • 何も描かれていない透明な状態です
  • デフォルト画像
    • 最初から用意されているテクスチャです

髪型編集

Vroid Studioでは、髪型を作る機能が最も特徴的で機能も豊富です。

VroidStudio 髪型編集-デザイン

髪型編集の[デザイン]の項目では、髪の毛を自由に作っていける画面になります。

髪の毛の作成は、[プロシージャルヘア]と[手書きガイド]の2種の方法が用意されていますので、好きなほうを追加しながら髪型を作っていきます。

  • プロシージャルヘア
    • すでに毛束グループになっている髪の毛の束を追加できる。毛の描きこみ量が多くなるような後ろ髪などで使用することがある。
  • 手書きガイド
    • 絵を描くように髪の毛を1本ずつ追加できる。

また、画面右に表示されている[ヘアパラメーター]という欄で髪の太さや厚みなどの形状や、色なども設定できますので、各種項目を調整しながら自分好みの髪の毛を作っていきます。

髪の毛をデザインしていく流れはおおよそ次のようになります。

STEP
[手書きガイドを追加]ボタンを押す

[手書きガイドを追加]ボタンを押すと、「手書きグループ○○」というグループが作成されます。

描いた髪は選択されているグループにまとまっていくので、「前髪1」「前髪2」「サイド」…のようにグループ名を変更しグループ分けすると管理がしやすくなります。

STEP
ガイドメッシュを整える

モデルの顔の周りに「ガイドメッシュ」と呼ばれる網のようなものが表示されていますが、髪を描くときにはこのガイドに沿って髪が描かれます。

また、ガイドメッシュは手書きグループごとに独立して存在しています。

選択ツール(矢印マーク)を選択し、ガイドメッシュの緑色の丸をドラッグすることで形を変えることができるので、髪の毛の広がり方や長さなどをこの時点で形作ります。

STEP
髪の毛を描く

ブラシツール(鉛筆マーク)を選択し、絵を描くように髪の毛を描き込んでいきましょう。

このとき、画面右の[マテリアル]という項目で選択されている色・質感で髪の毛が作られます。

VroidStudio ミラーリングボタン

画面右上のあたりにある、三角形が二つ描かれているマークをクリックしてONにすると「ミラーリング機能」が有効になります。

ミラーリングがONになっていると、左右対称に髪の毛を描くことができるようになります。よく使う機能なので覚えておきましょう。

また、髪の毛作成中は次のキーボードショートカットを頻繁に使用することになるので、覚えておくと役に立ちます。

元に戻すCtrl + Z
やり直しCtrl + Shift +Z

髪の揺れを設定する

VroidStudio 髪型編集-揺れもの

[揺れもの]の項目では、ボーングループ(髪の束)が設定されている場合グループごとに髪の毛が自動で色分けされ、髪のボーンを設定する画面に変わります。

揺れもの設定を行わないと、頭を動かした時に髪がなびかなくて硬直したままの髪の毛になってしまうので、やわらかな髪の毛を表現するためにも設定しておきましょう。

自分で初めから設定する場合のボーン設定の流れは次のような感じです。

STEP
ボーングループを作る

どの髪の毛を1つの束にまとめるかを考えて、髪の毛を選択したあと[ボーングループを作成]ボタンを押す。動く際は、グループごとにまとまって揺れるようになる。

STEP
パラメーターを調整する

画面右側のパラメーターを調整する。ボーンの数や、どこを支点にして揺らすか、硬さや重力の強さなどを設定できる。

STEP
実際に動きをチェックする

画面上部に並んでいる[撮影・エクスポート]タブに進み、[ポーズ・アニメーション]や[風]の項目で実際に髪を揺らしてみて動きをチェックする。

STEP
修正する

満足いく仕上がりになるまでパラメーターの修正を行う。

髪の[テクスチャ]の項目は、顔のときとほぼ同じです。

かげ色やハイライトの項目で色を設定すると、光源が当たったときの髪の毛の色味を設定できます。

VroidStudio 髪型編集-テクスチャ

体型編集

VroidStudio パラメーター

Vroid Studioでは体型も自由に調整することができ、各パーツの大きさはもちろん、パラメーターの調整次第では等身を変えることもできます。

VroidStudio 体型編集-デザイン

体型編集の[デザイン]の項目では、スライダーを動かすことで体の各パーツを調整できます。

スライダーではなく、数値が表示されるボックスに直接数値を打ち込むことで、マイナスの値や大きい値を入力することもできます。

透明な肌の修正方法

VroidStudio 体型編集-テクスチャ

体型編集の[テクスチャ]の項目では、色や細かいデザインを描きこんでいくことができます。

サンプルモデルでは、肩から腰にかけてのエリアが透明になっています。

これは、モデルが動いたときに衣装を突き抜けて肌色が見えてしまう現象を回避するためにあえて透明にされています。 ※参考「(公式マニュアル)服の下から肌が飛び出さないようにする

テクスチャの透明になっている箇所を肌色で塗りなおすことで元通りにできます。

衣装編集

衣装編集では、[衣装] [アクセサリー] [靴] のカテゴリーがあり、それぞれ変更することができます。

変更可能な項目 (Ver0.12.1)

  • 衣装
    • 上半身
    • 下半身
  • アクセサリー
    • 頭部
    • 足先の形
VroidStudio 衣装編集-デザイン

[衣装] を変更する流れは、

STEP
画面左のプリセットから素体を選ぶ

制服(スカート)やワンピースなどのプリセットが用意されていますが、[素体]から始めるのがわかりやすいです。

STEP
画面右で上半身と下半身を選択する

上半身と下半身の衣装を選択します。

選択できる衣装はアップデートにより追加されていく予定です。

用意されていない衣装以外の形状はVroidStudioでは作成できません。ただ、テクスチャを透明にして衣装の一部分を消すなどの方法で形を変更することはできます。

STEP
テクスチャを描きこむ
VroidStudio 衣装編集-テクスチャ

テクスチャに関しては顔や体型の時と同じです。

どこに描きこんだらどこに反映されるのか、というのは衣装の形状ごとに覚えていかなければいけないので少々大変かもしれません。

撮影・エクスポートをしよう

VRoid Studio 撮影・エクスポート

[撮影・エクスポート] に進むと、モデルにポーズを取らせて撮影をしたり、VRMファイルとしてエクスポートすることができます。

撮影しよう

VRoid Studio 撮影ボタン

画面右下の [撮影] のボタンを押すと.png形式で画像を保存できます。

撮影する前に表情やポーズなどを調整して、お気に入りの一枚を撮影しましょう。

表情・背景・照明・風・ポストエフェクト・撮影サイズに関しては詳しく紹介しませんが、項目を開けばすぐに理解できると思います。

・[表情]で表情を設定
・[背景]で背景色や画像を設定
・[照明]で照明の色や向きを設定
・[風]で風の強さと向きを設定
・[ポストエフェクト]で各種エフェクトを設定
・[撮影サイズ]で撮影する画像の解像度を設定


[ポーズ・アニメーション] の項目では、自分でポーズを考えてモデルを動かすか、用意されているアニメーションを再生する2種の方法が試せます。

Vroid Studio ポーズ

ポーズでは、いくつか用意されているポーズから作り始めることも可能で、[プリセットポーズ] から選択できます。

モデルの上に表示されている丸いマークや腕の周りのリングをドラッグすることで、体のパーツを動かすことができます。

カメラのアングルを変更しながら動かすと、思い通りに動かしやすいです。

アニメーションでは体のパーツを動かすことはできませんが、[撮影] ボタンの横にある [停止] を押すことで動きを止めることができます。

女性モデルでも男性アニメーションを選択することは可能ですので、いろいろ試して遊んでみましょう。

撮影する前には、[ポストエフェクト]の項目にある[アンチエイリアス]をONにすると、きれいな画像が撮影できます。

使用しているPCのスペックに応じて、低負荷・高負荷を試してみてください。

VRoid Studio アンチエイリアス

エクスポートしよう

VRoid Studio エクスポート

エクスポートを行うと、モデルをVRMファイルとして出力できます。

VRMに対応した他のアプリケーションで、今回作成したモデルを扱えるようになります。

画面右にあるポリゴンやボーンの削除の項目は、基本的に触らなくて大丈夫です。


エクスポートを行う際は、タイトル(モデル名)や、制作者名、アバターの人格に関する許諾の設定などを入力する画面が表示されます。

アバターの人格に関する設定は、3Dモデルをただのデータではなく1キャラクターと見なすVRMファイルに特有の項目で、他ユーザーにモデルを使用させる際などにチェックされます。

項目を入力して[OK]ボタンを押すとVRMファイルの出力が行われます。

当記事ではVroid Studioの使い方を簡潔に紹介しておりますので、より詳細な解説を求めている人は公式基本マニュアル公式テクニック集をチェックしてみてください。

自作するのが難しいと感じたら

自分でモデル作成をするのは、昔に比べると取り組みやすくなっていますが、まだ必要な知識や技術が多く要求されるため難易度が易しいとは言えません。

  • 難しくて自分では作れなさそう
  • とにかく早くVtuberやりたい

というような人は、モデル作成を依頼・外注する方法がおすすめです。

モデル作成を依頼・外注するメリットは、

  • 費用を払えばあとは待っているだけ
  • 自作するよりクオリティの高いものが手に入る
  • 自分の希望するデザインで作成してもらえる

ということが挙げられます。

モデル作成を依頼・外注するというのは決して珍しいことではありませんので、自分でモデルを用意するのが難しいと感じている人・よりクオリティの高いモデルを用意したいと考えている人は、依頼・外注を検討してみてはいかがでしょうか。

また、自分の理想とするデザインのモデルは手に入りませんが、すでに作成済みのモデルを購入する方法もあります。

SKIMA」や「nizima」というサイトでモデルの購入ができますのでチェックしてみてください。



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